渉外戸籍 ー 親権

「親権」とは・・・親が未成年の子を監護・養育する為に認められた権利及び義務の総称で、子の身上監護に関するものと財産管理に関するものに大別されます。
子はこの親権に服することになり、婚姻している父母は、共同して親権を行います。離婚する場合は、どちらか一方を親権者として定めることが離婚の要件となります。 養子縁組して親子関係が成立した場合においても、未成年の養子は養親の親権に服することになります。

親権者を定める場合の国際私法

 親権者となる者や親権者を定めたり、変更したりする場合についての国際私法では以下のように法律を適用します。
① 子の本国法が父又は母の本国法と同一の場合は子の本国の法律を適用します。
② 3者の本国がそれぞれ異なる場合、父母の本国は同じだが子の本国が異なる場合、父母の一方が死亡又は不明で、他方の本国と子の本国が異なる場合は、子が常時生活している国の法律を適用します。
これを表にすると以下のようになります。
離婚した場合の親権者の指定・変更、養子の親権者についてもこれと同様に適用されます。

子の本国 父の本国 母の本国 適用する法律
子の本国A国の法律
死亡又は不明
子の常時住んでいる国の法律
死亡又は不明
死亡又は不明

外国人と日本人夫婦間の子の親権

婚姻している父母の一方が日本人の場合には、子は日本の国籍を取得していますので、父又は母と子の本国は日本なので日本の法律を適用します。 また、子が日本と父又は母の本国の両方の国籍をもっている場合でも、父母のどちらかは日本人なので日本の法律を適用します。

子の本国 父の本国 母の本国 適用する法律
日本とB国の重国籍 日本 日本の法律

父と未成年者の子が同じ外国人で、母が日本人の場合

生地主義をとる父親の国で出生したり、血統主義の外国人父との間に生まれた子は、日本との2重国籍になりますが、日本国籍の留保をしなかったり、外国人父の連れ子である場合は、外国人父と子は本国が同一ですから、親権については外国の法律が適用されます。

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